地域IXとルーティング技術についての研究活動

(財)ハイパーネットワーク社会研究所では、2001年度より大分における地域IX (Internet eXchange)のあり方を研究課題として取り上げてきました。

ここ数年のインターネットの急激な普及に伴って、トラフィックの増大とルーティング技術は 大きな課題となってきています。その解決策のひとつとして、各地で実験的に取り組まれてきた のが、地域IXです。まずは、各地での先行事例を調査すべく、現地を直接訪問してのヒアリング やフォーラムなどで講演を依頼してきました。

そこで分かったのが、どの地域においても同じ形態で構築したものではないこと、 それに技術的な課題よりも組織間の調整や地域IX自体の必要性を認識してもらうことが 難しいということ。そうすると、大分では大分なりの地域IXの検討と、その推進役として 各ネットワーク調整できる中立的な組織の必要性があると考えられたのです。

以上の状況を踏まえて、本研究所の共同研究員でもある大分大学の吉田助教授を中心に、 本研究所が事務局となり、以下の活動を行ってまいりました。

2002年度の活動

4月~
地域IX研究会準備会発足
(毎週火曜日18:00~ミーティングを開催 計12回)
8月
豊の国IX研究会参加予定組織への説明会の開催
10月
「豊の国IX研究会」発足
第1回豊の国IX研究会 開催
※豊の国IX研究会の詳細は豊の国IX研究会ホームページをご覧下さい。
11月
第2回豊の国IX研究会開催
2月
第3回豊の国IX研究会開催
3月
第4回豊の国IX研究会開催(予定)

大分における他の地域IX構想との連携

  • 地域貢献特別支援事業費
  • 豊の国ハイパーネットワーク利活用実験協議会

日本の各地で取り組まれているそれぞれの地域IXの特徴としては、大きく3つのものがあります。 まず、大学を中心として地域IXを実験的に構築していこうとするもの。次に、行政を中心として 事業化したり、運営の枠組みを作ってしまうもの。最後に、NPOなどが情報コミュニティの一環 として構築していくものであります。 大分では、大分大学が「地域貢献特別支援事業」の中で、地域IXの整備を謳い、大分県との パートナーシップの確立を目指しています。また大分県が「豊の国ハイパーネットワーク 利活用実験協議会」の中で、大分県内の各ネットワークが豊の国ハイパーネットワークを利用し、 相互接続するためには地域IXの構築を必要だとしています。これらの地域IX構想を統合 していくものとして、「豊の国IX研究会」を立ち上げました。研究会の中で大学や自治体、 さらにはISPのネットワークがフランクに意見交換できる場所です。

本研究所は、豊の国IX研究会の事務局として、各構想間および各組織間の調整を行い意見交換 できる場所を提供しながら、地域IXのもたらすものを技術的に、また人の交流状況を客観的に 研究していこうとするものです。

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